Day 9: サマータイムレンダ

夏ももう終わりということでサマータイムレンダについて今日はお話します。サマータイムレンダのモデルということを知らずに去年、友人と和歌山に行ってきました。今はアニメと和歌山の両方を思い出しながら、ブログを書いています。物語の中心「日都ヶ島」は、現実の和歌山の友ヶ島をモデルにしているそうです。確かに『サマータイムレンダ』では、フェリーが何度か登場していました。

あらすじ

アニメ『サマータイムレンダ』は、2017年1から2021年まで漫画家 田中靖規先生によって少年ジャンプ+で連載され、累計閲覧数は1億3,000万回を超える人気作となりました。

「自分の“影”を見た者は――死ぬ」
そんな伝承が古くから語られてきた、和歌山市沖に浮かぶ離島・日都ヶ島。迷信に過ぎないと思われていたこの言い伝えが、ある日を境に現実となっていきます。幼なじみの小舟潮の訃報を聞いた「網代慎平」が、二年ぶりに島へと戻ってきます。事故死だったはずの潮。命と引き換えに潮が救ったはずの一家が全員失踪し、島民の間に恐怖と疑念が広がる中、潮の死は単なる事故ではなく、背後に得体の知れない存在「影」の影響があることが次第に明らかになります。影は人間そっくりに姿を写し取り、その人間に取って代わる怪異。やがて島のあちこちで“自分の影を見た者は死ぬ”という伝承が、現実の恐怖として住民を蝕んでいきます。

しかし慎平は、自らの死をきっかけに時間を「巻き戻す」不思議な力を持っていることに気づきます。死の度に起点へ戻り、得た情報を活かして未来を変えようと繰り返す――ただしそのリープには限界があり、猶予は少しずつ削られていきます。

潜在的な恐怖が伝染するように広がる中で、島の仲間たちは勇気を奮い立たせ、怪異に立ち向かいます。東京リベンジャーズ、シュタインズゲート、ひぐらしのなくころに、僕だけがいない街、未来日記が好きな人はこのアニメも好きなのではと思います。キャラクターと伏線回収の掘り下げ物語を歩く中で、キャラクターたちの性格・関係性が少しずつ明らかになっていく構造がとても緻密です。

観光地和歌山

「網代慎平」が、二年ぶりに島へと戻ってくる時に使われているフェリーや、アニメ『サマータイムレンダ』の中でよく出てくる神社、砂浜をデジャブのように味わえる和歌山(加太)。旅の舞台を現実で確かめながら味わうのは格別です。以下、私が訪れた主な観光スポットとその情報です。

  • 友ヶ島(沖ノ島など友ヶ島群):加太港からフェリー約20分。独特で神秘的な雰囲気から、「映画の中に迷い込んだよう」と形容されるのが、無人島の友ヶ島です。もともと日本軍の基地として使われていた島には、その時代の建物や砲台の一部が残されていて、その島でしか味わえない雰囲気を味わうことができます。徒歩で廃砲台・松林・海岸線をめぐるコースでおよそ3時間程度で回れます。
  • 淡嶋神社(加太):人形供養で有名です。人形の数が本当に多く、ここだけは少し正直気味が悪かったです。参拝時は静かに、現地掲示の撮影マナーに従ってください。女性の守り神としての信仰が深く、お祭り・雛流しなど季節行事も沢山あるようです。
  • 休暇村 紀州加太:海に近く、温泉・露天風呂があり、夕日の眺めも素晴らしいです。ホテル内でのイベントも充実していました。
  • 白浜・アドベンチャーワールド:900以上の動物・約140種が暮らす動物園、水族館、アミューズメント。パンダ展示やイルカ・アシカのショーが人気です。
    那智の滝:那智の滝は、言わずと知れた日本三大名瀑のひとつ。落差は日本一を誇る133mで、勢いのある眺めを楽しむことができます。無料ですが、より近くで鑑賞したい人におすすめの有料エリアも。間近に見る滝は本当に迫力満点です。滝の右側には、国天然記念物の那智山原始林も広がり、生物学者の南方熊楠が粘菌を採取していた場所として知る人ぞ知るスポットになっています。
    熊野古道:熊野古道の中でも、当時の面影を特に美しく残すスポットとして人気の「大門坂」。約640mの石畳が那智山へと続いています。樹齢800年を越す老杉や苔むした石段など、当時の熊野詣を思わせるタイムスリップしたかのような雰囲気があります。静かな森の中を粛々と歩いて、世界遺産の風格を味わえます。
    白浜温泉:有馬温泉・道後温泉とともに日本三古湯とされ、約1,300年もの長い歴史を持つ白浜温泉は、関西を代表するリゾート地。
    日照時間が長めで夏は比較的涼しく、冬は暖かめで過ごしやすい気候と言われています。また、車でも電車でもアクセスしやすく、手軽に出かけられるのも魅力の一つ。温泉はもちろん、マリンスポーツ、美味しい海鮮グルメなど世代を問わずにいつ訪れても楽しめるのが人気の理由です!
    白良浜:「白良浜(しららはま)」は、なんといっても砂の白さが国内随一!そのため浅瀬の透明度も高く、海外のリゾート気分を存分に味わうことができます。


  • (いつか行きたいリスト)

  • あらぎ島日本の棚田百選に選ばれ、2013年には周囲の景観とともに「蘭島及び三田・清水の農山村景観」として国の重要文化的景観に選定されました。
  • 忘帰洞:「忘帰洞(ぼうきどう)」は、ホテル浦島の中にある天然温泉です。その昔、藩主の子孫だった徳川頼綸が「帰るのを忘れるほどくつろいだ」ことからこのような面白い名前が付けられましたが、ユニークなのは名前だけではありません。この温泉が湧いている場所、なんと高さ15m・奥行50mもの巨大な洞窟の中です。

総まとめ:

広大なアメリカに長く暮らしていると、“日本独特のホラー”がときどき無性に恋しくなります。私は『光が死んだ夏』や『テセウスの船』のようなSFが好きなのですが、『サマータイムレンダ』はまさしく私の求めているホラー。この作品には、閉ざされた島を舞台に「”かつて”の友との絆」を試すような恐怖の「選択」がたっぷりと織り込まれています。
次回、和歌山を旅する時は、また加太港からフェリーに乗り込み、頬に潮風を受けながら友ヶ島へと近づいていくあの時間――郷愁を感じながら、今度こそサマータイムレンダを思い出しながら旅をしたいなと思います。そして次の旅は、洞窟内から望む日の出や日の入、洋上に映る月、足元に打ち寄せる荒波などの絶景も望める上に波音も聞きながら入れる温泉「忘帰洞」を訪れたい!
Chiren
President, Japanese Institute of St. Louis

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(参考リンク)
アニメ『サマータイムレンダ』

https://visitwakayama.jp/en/attractions/detail_577.html

https://ani-port.net/summeren-shokai/

https://www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/029